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2020年度大会テーマ

 グローバリゼーションの下で国による制度的影響力が問い直され、国民的論理に制約づけられた社会経済的領域として位置づけられてきた地域は、自立的領域として地方にとって普遍的な問題とそれぞれに固有の問題を解決するために多様な制度設計が必要とされている。
 しかし、これまで地域の制度設計は主に国家によって担われ、地域は生活する場という空間における役割分担を加速させた結果、社会経済システムの世界と生活空間が乖離することになった。
 オータムコンファレンスおよび本大会では、現代資本主義の変容という文脈のなかに位置づけながら、地域を一つの社会経済システムの単位として捉え、制度設計や全体としてのメカニズムの構築について理論的および実証的により考察を深めるべく、進化経済学という観点から論じることとしたい。

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